特種東海製紙グループの南アルプス井川社有林は、新東海製紙の発祥の地であり、特別な場所です。
24,430haの広大な林地内には、間ノ岳を最高峰に、悪沢岳、赤石岳、農鳥岳、笊ヶ岳、塩見岳、荒川岳などの名峰が連なります。
県境の稜線付近にはハイマツ・高山植物が、山腹の亜高山帯にはシラビソやトウヒなどの深い森が、大井川沿いの比較的標高の低い場所にはブナやミズナなどの巨木が広がっています。
豊かな植生に加えて、天然記念物のカモシカ・ヤマネ・ライチョウ、そしてツキノワグマ・ニホンジカなどの野生生物が数多く生息し、手つかずの自然が残っています。
当社の前身である東海紙料株式会社は、この井川社有林の豊富な森林資源・水資源を背景に設立されました。そのため井川社有林は、当社の原点とされています。
創立者の大倉喜八郎をはじめ、東海パルプ株式会社、特種東海製紙株式会社の歴代社長はみな赤石岳に登頂しています。
現在、井川社有林の環境事業については、特種東海製紙グループの株式会社特種東海フォレストが運営管理を行っています。