『技術と信頼』この言葉は、特種製紙創立者佐伯勝太郎博士の『革新の技術を以って特殊紙の製造を試む』と、東海パルプ創立者大倉喜八郎男爵の『およそ何事をなすにも最も大切なのは信頼である』の想いを現した言葉であり、特種東海製紙グループの芯であります。
グループ基盤事業の一角を担う新東海製紙は、その想いを承継し持続可能な社会の実現を目指しております。
当社の主力商品は段ボール原紙、クラフト紙、加工原紙であり、直接消費者の皆様が手に取る商品ではありません。しかし消費者の皆様の手元にお届けするまで大切な商品を包み、保護する重要な役割を果たしています。
これらの製品を生産するのには多大なエネルギー(水、電気、蒸気)を必要とします。電力、蒸気を供給するボイラーは早くから『脱炭素』を目指しバイオマス化を進めて参りました。現在では工場で使用する電力の75%を賄っております。また省エネルギー活動にも重点的に取り組んでおり、今後もあゆみを停めることなく地道に進めて参ります。
これからの私達は、工場で働く全員が幸福を感じられる企業になりたいと考えます。
そのためには『心理的安全性』が重要です。チームの中で、対人リスクを恐れずに思っていることを気兼ねなく発言できる、話し合える状態になる環境づくりに取り組んで参ります。そうすることで従業員エンゲージメントが向上し、ひいては顧客エンゲージメントの向上にも繋がると確信しております。
100年を超える歴史と、積み重ねてきた『技術と信頼』をもとに、時代と社会に即した革新的な事業展開に向け挑み続けて参ります。